主な戦車
- タイガーI
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【タイガーIとは】第二次世界大戦にドイツ国防軍と武装親衛隊が使用したVI号戦車 (制式名称 Panzerkampfwagen VI Ausf. E (Sd Kfz 181) )の通称である。 1942年後半からナチス・ドイツが降伏する1945年まで第一線で活躍した重戦車である。 一般にはタイガー戦車という英語読みで広く知られている。登場直後から乗員の間で「無敵の戦車」と呼ばれ、伝説化した。
- ドイツV号戦車パンサーG型
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【ドイツV号戦車パンサーG型とは】第二次大戦の独ソ戦で、すべてのドイツ戦車を時代遅れとしたソ連のT34中戦車を凌駕するため 、ドイツが総力をあげて開発したのがV号戦車パンサーです。1943年に戦場に登場。傾斜装甲による優れた防御力の車体に700馬力の マイバッハHL230P30 4ストロークV型12気筒ガソリンエンジンを搭載して路上での最大速度55km/hを発揮。
- ドイツ重戦車 キングタイガー (ヘンシェル砲塔)
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【ドイツ重戦車 キングタイガー (ヘンシェル砲塔)とは】第二次大戦後期の1944年に登場したドイツの重戦車がキングタイガーです。 車体前面150mm、側面80mmという分厚い装甲の車体に出力700馬力のマイバッハHL230-P30エンジンを搭載。 最初の試作50両がポルシェ社設計の砲塔を載せていたのに対し、量産型はヘンシェル社設計の改良型砲塔を装備、 2,000m先の厚さ150mmの装甲板を貫通できる強力な71口径88mm砲を備えていました。
- ヤークトパンサー(ロンメル)
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【ヤークトパンサー(ロンメル)とは】1942年の夏、ドイツ陸軍はパンサーのシャーシを利用した重駆逐戦車の開発を決定。 これが後に、第二次大戦中に開発された最良の陸戦兵器の一つと言われたヤークトパンサー(ロンメル)です。 当時最強の71口径8.8cm砲を搭載し、装甲厚は車体前面80mm、側面50mm。大きく傾斜させて避弾経始を高め、戦闘重量も45.5トンにおさえられていました。
- ソビエト重戦車 JS-2
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【ソビエト重戦車 JS-2 とは】 ドイツ軍のタイガーIやパンサーを正面から撃破するために開発されたのがソビエト重戦車JS-2です。 当時のソ連の最高指導者、ヨシフ・スターリンのイニシャルを冠したこの重戦車は、強力な長砲身122mm砲と最大120mmに達する重装甲、 優れた機動力を兼ね備え、第二次大戦後半の1943年12月に生産を開始。
- M51スーパーシャーマン
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【M51スーパーシャーマンとは】第二次大戦後、イスラエル軍は砂漠での戦いに必要な戦車の軍備強化のために、 大戦中に活躍したM4シャーマン戦車の主砲を大口径火砲に換装する独自の改良を施したスーパーシャーマンの 配備を進めました。中でもアラブ諸国が導入していたソ連製のT-55やJS3戦車に対抗するため、 フランス軍が主力戦車AMX-30用に開発した強力な105mm砲をベースに砲身長を1.5m短縮したD1504戦車砲を搭載した。
- レオパルト2A6
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【レオパルト2A6とは】バランスの取れた性能と優れた信頼性により、世界10ヶ国以上で主力戦車として採用されている ドイツのレオパルト2。その攻撃力と防御力を一段と強化し、2001年から部隊配備が開始されたのがレオパルト2A6です。 主砲である120mm滑腔砲をそれまでの44口径から長砲身55口径に換装し、砲口初速や装甲貫徹力が大幅に向上。
- イギリス戦車 センチュリオンMk.III
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第二次世界大戦中の1942年当時、強力なドイツ軍戦車に対抗できる重巡航戦車として開発されたのがイギリスのセンチュリオンです。 戦後のイギリスを代表する主力戦車として数多く誕生した改良型の中で、Mk.IIIは強力な長砲身66.7口径20ポンド戦車砲を搭載し、 センチュリオンの完成形と言われました。1950年に勃発した朝鮮戦争で初めて実戦に投入。