アメリカ空挺戦車 M551 シェリダン
【 アメリカ空挺戦車M551シェリダンについて 】 水上浮航や輸送機からの空中投下が可能な空挺戦車として、1959年から開発が進められたのがアメリカ軍のM551シェリダンです。軽量化のため車体をアルミ合金製とし、主砲には通常弾に加えシレイラ対戦車ミサイルも発射できる152mmガンランチャーを装備するなど当時の最新技術を導入し、1966年5月に制式化。同年6月から1970年11月までに1,600輌以上が生産されました。ベトナム戦争中の1969年1月に初めて実戦に投入され、強力な多目的榴弾を使用した陣地攻撃などに威力を発揮。その後、1989年にはパナマ、1990年にはイラクにも派遣されました。1996年まで実戦部隊への配備が続けられたM551シェリダンは、2004年に完全退役となり、その役目を終えています。