アメリカ M1A2 エイブラムス戦車
【 M1A2エイブラムス戦車について 】 1980年に制式化されたアメリカ軍の主力戦車がM1エイブラムスです。複合装甲を採用した平たく角張った車体に、小型・軽量で大出力のガスタービンエンジンを搭載して優れた機動力を発揮します。登場以来、常に改良が続けられ、現在もトップクラスの性能を維持しているエイブラムス戦車の中で、44口径120mm滑腔砲を装備し、車体前面や砲塔などに劣化ウラン装甲を使用して防御力を強化したM1A1HAをさらに発展させたタイプがM1A2です。車長用独立熱線視察装置、2軸安定サイト・ヘッド、位置/航法装置、車長用統合視察装置、操縦手用統合視察装置など電子機器を改良。特に、車輌間情報システム(IVIS)を導入し、味方車輌や司令部との高度な情報交換により戦闘能力が大幅に強化されています。1992年に登場したM1A2は2003年の「イラクの自由作戦」で初めて実戦投入され、アメリカ軍を支えたのです。