IV号駆逐戦車 ラング
【 ドイツⅣ号駆逐戦車/70(V)ラングについて 】 第二次大戦末期に登場し、あらゆる連合軍戦車を射程距離圏外から撃破できる強力な長砲身70口径7.5cm対戦車砲を搭載したのがドイツ軍のIV号駆逐戦車/70(V) ラングです。IV号戦車の車体をベースに、四面とも傾斜した装甲板で構成された姿勢の低い戦闘室を設け、48口径7.5cm対戦車砲を限定旋回式に搭載したIV号駆逐戦車の改良型。もともと装備していた主砲と区別するために口径を表す70の数字と、開発を担当したフォマーク社を意味する(V)が加えられ、長砲身を意味する「ラング」と呼ばれました。1944年8月から1945年3月までに930輌が生産され、長大な射程距離を活かした戦術で勇敢に防御戦を演じ、1944年12月からのアルデンヌの戦いをはじめ大戦終結まで連合軍の前に立ちはだかったのです。