ドイツ戦車 パンサーA
【 ドイツ戦車 パンサーAについて 】 第二次大戦中のドイツ戦車の中で、攻撃力、防御力、機動力などあらゆる面を総合して最も優れた戦車と言われるのが、このパンサーです。T34、KV-1などのソビエト戦車を上回る性能を持つ新しい主力戦車として1942年初めから開発が始められました。主砲には長砲身70口径75mm砲を装備し、車体は大幅に傾斜装甲を採用して軽量化と防御力の増加を同時に実現していました。エンジンはマイバッハHL230・出力700馬力を備え、最高速度は55km/hと軽快な運動性も持っていたのです。パンサーの生産台数は、ドイツ戦車ではIV号戦車に次いで2番目に多い約6,000輌を記録し、大戦後期の主力戦車として活躍しました。なおA型は最初のD型に改良を加え、1943年夏頃から生産が開始されたタイプです。