ソビエト重戦車 JS-2
【ソビエト重戦車 JS-2 とは】 ドイツ軍のタイガーIやパンサーを正面から撃破するために開発されたのがソビエト重戦車JS-2です。当時のソ連の最高指導者、ヨシフ・スターリンのイニシャルを冠したこの重戦車は、強力な長砲身122mm砲と最大120mmに達する重装甲、優れた機動力を兼ね備え、第二次大戦後半の1943年12月に生産を開始。1944年8月からは車体前面上部のハッチや段差をなくし、防御力を高めるなど大幅な改良が施されました。中でもチェリャビンスク・キーロフスキー工場(ChKz)で生産された車輌は、丸みのある一体鋳造製の車体前部が特徴です。JS-2は対戦車戦はもちろん防御陣地の突破戦にも絶大な威力を発揮。大戦末期のソビエト主力戦車として勝利に大きく貢献したのです。