ドイツV号戦車パンサーG型
【ドイツV号戦車パンサーG型とは】第二次大戦の独ソ戦で、すべてのドイツ戦車を時代遅れとしたソ連のT34中戦車を凌駕するため、ドイツが総力をあげて開発したのがV号戦車パンサーです。1943年に戦場に登場。傾斜装甲による優れた防御力の車体に700馬力のマイバッハHL230P30 4ストロークV型12気筒ガソリンエンジンを搭載して路上での最大速度55km/hを発揮。主砲としてタイガーI の8.8cm砲にも劣らぬ貫徹力を持つ長砲身70口径の7.5cm戦車砲を装備していました。中でも集大成といわれるG型はそれまでのD型、A型を改良して1944年3月から量産を開始。また1944年後半からは戦訓をとり入れた改良も行われ、跳弾を防ぐために下部が角形となった防盾や消炎装置付き排気管、エンジングリル上には室内用ヒーターユニットも取り付けられました。パンサーG型の生産は工場が連合軍に占領された1945年4月まで続けられ、2,953輌が完成。大戦末期のドイツ軍主力戦車として終戦のその日まで戦い続けたのです。