レオパルト2A6
【レオパルト2A6とは】バランスの取れた性能と優れた信頼性により、世界10ヶ国以上で主力戦車として採用されているドイツのレオパルト2。その攻撃力と防御力を一段と強化し、2001年から部隊配備が開始されたのがレオパルト2A6です。主砲である120mm滑腔砲をそれまでの44口径から長砲身55口径に換装し、砲口初速や装甲貫徹力が大幅に向上。砲塔前部にはくさび形の増加装甲が装着され、熱線映像装置とレーザー測距儀を備えた車長用パノラマサイトや電動制御の主砲安定装置など優れた指揮射撃統制システムを搭載。さらに高性能で耐久性にも定評あるMTU社製のMB873-Ka501ターボチャージャー付きディーゼルエンジンとトーションバーサスペンションによる高い走破性を備えています。またドイツ以外ではスウェーデンでもレオパルト2A5の発展型を配備、オランダも保有しているA5をA6に改修、スペインやギリシャではA6の改良タイプが採用されるなど、レオパルトは今後も各国で幅広く運用され、これから先20年はその実力を保ち続けると言われています。